Facebookの外部サイトに設置されたいいねボタンの動作について検証

以前、「いいね!ボタン」の動作は「OGP」設定でニュースフィードに情報が飛ぶのか?で、外部サイトに設置されている「いいね!ボタン」をクリックしても、友達のニュースフィードに表示されなくなったことを書きました。

外部サイトの「いいね!ボタン」は、ボタンをクリックした後にコメントを追加すると、ニュースフィードにも表示されることがわかりました。

「いいね!ボタン」をクリックするとコメント欄が表示される。

ここにコメントを入力して投稿をクリックした場合は、友達のニュースフィードにも表示される。

場合によっては、いいね!ボタンをクリックした後に、「承認」というリンクが表示されて、承認が必要なときもあります。

注意点2つ

  1. 一定時間が過ぎると、コメント欄は自動で消えるので、急いでコメントを書いて投稿ボタンを押さなければならない。
  2. Facebookのソーシャル・プラグインで表示している場合はコメント欄が出てくるが、WordPressのプラグイン「WP Social Bookmarking Light」で表示している場合はコメント欄が出てこない。
    xfbmlに変更すると、コメント欄が出てきます。

ちなみに、OGPのog:type が articleの場合での、動作検証です。他のタイプのときは検証していません。

Facebookの外部サイトの「いいね!ボタン」をクリックした「いいね!」の共有範囲の影響はあるのか?

この共有範囲の設定が、ニュースフィードに表示されるかどうかに影響があるのでしょうか?

気になる所です。

まずは、その設定の変更する場所の説明です。

まず、自分のプロフィール画面を開き、メニューの「いいね!」をクリックします。

 

「お気に入り」の欄に「編集」のボタンがあるので、それをクリックするとお気に入りの編集画面になります。

お気に入りの編集画面を、ずーと下へスクロールすると『あなたが「いいね!」している他のFacebookページ』という項目がありますので、そのドロップダウンメニューで共有範囲を設定できます。

ここを変更すると、以前のいいねをしたアクティブティ・ログも変更されます。

共有の設定が、いいね!ボタン後の動作に影響するか検証してみました。

  1. 共有範囲「公開」、「コメント無しいいね」
  2. 共有範囲「公開」、「コメント付きいいね」
  3. 共有範囲「自分のみ」、「コメント無しいいね」
  4. 共有範囲「自分のみ」、「コメント付きいいね」

 

動作検証は、友達関係にあるテストユーザー(HarryとLinda)で行っっています。

まずは1,2の共有範囲「公開」の場合のアクティビティログ

それぞれの、アクティビティログの表示です。

上が1の「コメント無しいいね」、下が2の「コメント付きいいね」のアクティビティログの表示です。

次に3、4の共有範囲が「自分のみ」のアクティビティログです

上が、3の「コメント無しいいね」、下が4の「コメント付きいいね」のアクティビティログの表示です。

共有範囲が「自分のみ」であっても、コメントをつけた場合は共有範囲が「公開」になっています。

注目すべきは、

いいね!ボタンのみでコメントのない場合は「リンクについて「いいね!」と言っています。」というアクティビティ
なのに対して、
コメントをつけた場合は「リンクをシェアしました。」になっています。

 

Harryさんの友達のLindaさんのニュースフィードのキャプチャです。

「リンクをシェアしました」のアクティビティは、ニュースフィードに表示されています。

コメントをつけた場合は、ニュースフィードに表示されています。

まとめ

  • いいね!ボタンをクリックした場合のアクティビティは「いいね!と言っています」なので、ニュースフィードに表示されない。
  • いいね!ボタンをクリックした後、コメントをつけた場合のアクティビティは「リンクをシェアしました」なので、ニュースフィードに表示される。

外部サイトの「いいね!」の共有は、ボタンをクリックした人の行動に依存する

OGPを設定すれば、外部サイトでの「いいね!」がニュースフィードに掲載されるということはないようです。つまり、サイトの運営者が、ニュースフィードに掲載させるかどうかをコントロールすることはできないということです。

しかし、「いいね!」の後にコメントをつけれるように、Facebook純正のソーシャルプラグインでボタンを設置しているほうが良さそうです。(追記 xfbmlで設置するほうがよい)

外部サイトでは、「いいね!」だけで、ニュースフィードに表示されなくなったので、以前より拡散性は低くなったと言えます。

しかし、「いいね!」をクリックする人が、それを「シェア」するかどうかをコントロールする権限を持っているほうが正常だと言えます。

サイト運営者は、「いいね!ボタン」の動作を気にするよりも、読者がシェアしたくなるような、よいコンテンツを作成することに時間と労力を注いだほうが良さそうですね。

【追記 2012/10/12】

ブログの記事で「いいね!」をクリックしても、友達のニュースフィードに表示されることが確認されました。

しかし、「いいね!」よりも「シェア」のほうが表示されやすい。もちろん「シェア」よりも「投稿」のほうが、表示されやすいですし、外部サイトでのアクティビティよりもFacebook内でのアクティビティのほうが表示されやすいです。

また、自分と友達の「つながりの強さ(エンゲージメント)」も表示に関係します。