あなたに会えてよかった

その曲を聴くと、じんわりと目頭が熱くなる曲がある。

小泉今日子の「あなたに会えてよかった」

TVドラマ「パパとなっちゃん」の主題歌になって、小泉今日子の曲で一番ヒットした曲。

この曲、山崎まさよしもカバーしているが、原曲には到底かなわない。

青山テルマのカバー、出だしは良いかなって思ったけど、FAKEの入った歌唱法。(スキャットみたいなアドリブチックな歌い方) 歌い方に余裕がありすぎて「余裕がなくて、自信がなくて」って歌詞に合わない。

ケツメイシもやってたけど、これは全く別の曲。

この曲を書いた、小林武史という男。

チャラが主演した映画「スワロウテイル」で、その存在を意識しましたが、
その前にMy Little Loverの「Hello, Again 〜昔からある場所〜」が、ぐっさりと心の琴線を揺さぶられていました。(そして、今から3,4年前にMy Little Loverのベストを買ったり)

その後、「あなたに会えてよかった」も小林武史が絡んでいるってことを知って、あらためて聴くと「なるほどなぁ」と思ったり。


「Hello, Again 〜昔からある場所〜」の歌詞って、「後悔」なんですよね。

歌詞に「リグレットと罪を包み込んで」ってあるくらいだし。

小林武史の歌詞を聴くと「こいつ、うかばれないなぁ」とか、「ゆがんでるなぁ」って思ったりして、「しあわせになれないタイプ」と思ったりですね。

けど、ボーカルのAkkoと結婚して、結婚後のMy Little Loverの曲を聴くと、明るい方向に向かっているというか、ポジティブな雰囲気も感じられて、「しあわせになってんのかなぁ」って思ってたら、何年か前の元旦に離婚の報道があって、「まったく何やってんだよ小林武史は?」って思ったところです。


My Little Loverのシングル・ベストを聞いていると、Akkoが子供が生まれた後「母」になっているのを感じるのだが、小林武史はアーティストのままって感じがする。

創造力を保つ為に、あえて「しあわせ」ではない環境に、自分を持って行ってんじゃないか?って思ったり。

太宰治と、近いような。

「人間失格」で、「弱虫は幸福さえ恐れる」とあるような、何か「しあわせ」になることを、無意識に拒んでいるような、そんな雰囲気を感じます。

ウルフルズのトータス松本とは対極に位置するキャラクター。

「ばんざーい、君に会えてよかったー♪」と同じようなセリフの歌詞なのに。

小泉今日子の「あなたに会えてよかった」とMy Little Loverの「Hello, Again 〜昔からある場所〜」は、歌詞の雰囲気が似てる。

曲の最後じゃ、回顧からちょっと前向きになってみたりするところとか。

「こりゃ、同じ人が作った曲だ。小林武史って過去によっぽど後悔する恋愛したんだな」って納得したんですよ。


でここまで書いて、小泉今日子の「あなたに会えてよかった」の歌詞は、小林武史の作詞ではなくて小泉今日子が作詞だって情報が。。。

あれ?