僕のジャズ歴 「第一部 ジャズを聴き始めたきっかけ」

僕がジャズをジャズと意識して聴き始めたのは高校3年生の秋くらいだったと思います。今からおよそ、25年前のことです。
僕が始めて、アルバム通して聴いたジャズはこれです。
なんで、マンハッタン・ジャズ・クインテッドだったのか
高校時代、僕はバンドをやっていてベースを弾いていました。そのバンドにはサックスがいて、そいつはジャズやフュージョンも聴いていました。
ジャズに関心は合ったけど(注1)、「ジャズっておっさんの音楽だろ」ってイメージでした。または、「行儀のいい音楽」とか「おとなしい音楽」ってイメージですかね。
その当時の音楽の嗜好性は、Beatlesとか、オールディーズとか、Blues Brothersを入り口として知った黒人音楽とか好きだったので、その頃流行っていたヘビメタとかBoowyとかよりも、ずっとジャズよりの音楽を好んでたんですけどね。
また、楽器をやってたから、テクニック的好奇心でレコードを聴いたりしてました。ヘビメタとか、瀑風スランプとかって、「テクニックがすごい」って評判で聴いてましたもんね。
学校から帰り道に寄り道した本屋で「ベース・マガジン」ていう雑誌を見つけたんですね。
ベースマガジンVol4 ←この本です。
この本の特集に
連載特別企画 THE BOTTOM SESSION!!
スーパー・ドラマーをめぐるスーパー・ベーシスト達
(1)スティーブ・ガッド篇
てのがあって、その当時のバンドのドラムに「スティーブ・ガッドち、知っちょう?」と尋ねたら、「俺の一番好きなドラムだ」ってことで、スティーブ・ガッドが入っているレコードを貸してもらいました。
そのアルバムの1曲目がこれです。
ジャズって、おっさんの音楽、お行儀のいい音楽、おとなしい音楽ってイメージだったんですが、このアルバムのメンバーの写真を見たら「おっさん」だし、「お行儀のいい音楽」ってのは、そのままなんですけどね。(一人黒人のベースは若いんですけどね)
服装とかも、地味でまったくかっこよくないですし。(この当時のかっこいいは、デュラン・デュランとか、吉川コウジとかでしたから)
しかし「おとなしい音楽」というイメージは変わりました。
今だから言えるんですが、このバンドはジャズの中でもアレンジ度が高いので、曲のダイナミズム(盛り上がり、盛り下がりの差)が大きい。なので、とてもわかりやすい。聴いてて気持ちよかったんですね。
久しぶりにYouTubeで聴いて思ったのですが、ソロを覚えてるんですね。特にベースとトランペットのソロを。この当時かなりこのアルバムを繰り返し、繰り返し聴いてたんだなって思います。
ドラムの彼は、上記のアルバムの他に、もう2枚貸してくれました。
マンハッタン・ジャズ・クインテットは、選曲がスタンダード中心だったので、それもジャズ聴き始めのビギナーには良かったと思います。
(注1)「ジャズに関心があった」のは
この出来事の1年前、高校2年生の夏休みに友達んち(川崎米田)で、スイッチを入れたテレビで、下の演奏を見ました。
このピアノ、ハービー・ハンコックです。確か、この演奏がすごいかっこいいって、衝撃でした。
ハービーハンコックは、ちょうどこの頃「Rock It」という曲がヒットしてて、その名前は知ってました。
MTVで観たある人多いと思います。
この「Rock It」のハービー・ハンコックがJazzの人ってのを、上のMt Fujiのテレビで初めて知ったんです。しかも、演奏がかなりやばい。これは「お行儀のいい音楽」、「おっさんの音楽」でもない。
ハービー・ハンコックを介して、ジャズへに関心はありました。
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