小沢健二13年ぶり全国ツアー
今日のユニクロのチラシのこの写真。
このジャケット、半パン、白のスニーカーがなんか懐かしいなぁとおもったら、これだ。
今から約20年前、1989年に発売されたフリッパーズギターのファーストアルバム。
このアルバムジャケットのこの服装を思い出したんだな。
もう、20年以上も前なんだなぁ。日本の音楽シーンに風穴を開けたバンド。日本のバンドなのに「three cheers for our side」という英語でのタイトルと「海へ行くつもりじゃなかった」という邦題がついている。そして、全曲歌詞はすべて英語。
デビュー前、バンド名は「ロリポップソニック」という名前だった。
本アルバム収録曲は、ほとんどが「ロリポップ・ソニック」時代の曲で構成されている。このアルバムを出した直後にメンバー3人が脱退し、小山田圭吾と小沢健二の2人のみが残った。「元フリッパーズギター」と言う場合、一般的に、この二人の事を指す。
解散後、二人はそれぞれソロで活動している。
フリッパーズ・ギターは知らなくても、小沢健二を知っている人は多いのではないだろうか?紅白歌合戦にも出たくらいだから。
小山田圭吾は、2008年のグラミー賞にノミネートされた。
そして、この二人は僕と同じ年。学年も同じだ。
フリッパーズ時代は、ライブに行った事はないが、ソロになってから何度かライブに行った。
それも20代中盤から後半の話。小沢健二は、Lovelyのヒットの後、何をやってるのか、音楽活動をやっているのか、そんなことすらわからない状況だった。
しかし、その小沢健二が今年ライブツアーを行うという。13年ぶりとのことだ。
ネットで先行予約が決まったらメールでお知らせってのに、登録してたけど、仕事が終わる時間が遅いのでいけるかどうか、わからなかった為、チケットは取らなかった。
4月になって、仕事の終わる時間が早くなった。ならば、行けると思ったけど、チケットは既に売り切れだった。
けど、実際ライブを観たいのか、観たくないのか。
20代で、僕にとっての小沢健二の役割は終わっていた。ソロ2枚目のアルバム「LIFE」発表後のツアーと「VILLAGE」ツアーに行って、それで僕にとっての小沢健二の役割は終わっている。十分、前向きになったから。
けど、13年ぶりに小沢健二は、何を考えているのだろう。ライブで何をしゃべるのだろう。13年前にライブに行っていた若者が、おっさん、おばちゃんになって、ライブ会場に集まってるんだろうな。
とても気になる。きっと、その空間が、何か特別な空間になっているはずだ。しかも、噂ではメンバーは「VILLAGE」ツアーのメンバーがさんかするらしい。
あの頃の曲をやるんだろうか?「天使達のシーン」をやるんだろうか。だって、新曲なんてないだろう。それとも、新曲をやるんだろうか。ツアーの後にアルバム発売とか。
しかし、チケット取れなかったんだから、行けないんだな。
Youtubeに「VILLAGE」ツアーの動画ありました。
ホーンの3人とドラムとキーボードは東京スカパラダイスオーケストラ。ドラムの青木さん自殺しちゃったよな。
この「VILLAGE」ツアーはDVD化されて発売されています。
それで、Amazonのレビューに書いてあったのを引用します。
既に他の人が書いてるけど、本当に「祈り」の世界。
私は最終日に実際に行ったのだけど、今でも昨日のことのように思い出す。あれは普通の音楽による興奮なんてものじゃない。むしろ、黒人教会などで見られる宗教的な恍惚感とか法悦感に近いものだった。ラ イヴの予定時間を大幅に超過したために、武道館側が怒り、最後には「もうやめろ」と言わんばかりに客席の照明をつけるというハプニングもあった。それでも 小沢は無視して、そのまま歌い続け、踊り続けた。客ももちろん一緒に。というか、演奏者と客との区別なんかとっくに消えてなくなってた。
ライヴのあと、道端でたくさんの女の子たちが貧血を起こして、しゃがみこんでいたのを思い出す。それくらい人間の体力を完全に無視したライヴだった。
その凄みはこのヴィデオからでも、少なくとも部分的には伝わってくると思う。
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