Canon PowerShot G11のテレ端マクロ(Ricohのカメラと比べてみる)
今回の記事は、カメラについて自分の初心者ぶりをさらす内容です。
上の写真は、去年(2009年)の11月に宇佐神宮で撮影したものです。ちょうどその頃、デジタルカメラの撮影法を勉強し始めた頃で、「背景をぼかす撮影の仕方」なんてのを覚えたばかりの頃です。
ボケ味を引き出すにはテレ端マクロ
テレ端マクロは、テレマクロ、望遠マクロ、ズームマクロなどいろんな言葉がありますが、僕は「デジカメの撮影モードをマクロモードにして、望遠で撮影すること」と思っています。(調べているうちに言葉の意味もだいぶんわかってきたのですが、ズーム=望遠ではないようです)
背景をぼかすには、
- ズームを望遠側(テレ側)にする。
- 絞りを開ける
- 被写体までの距離を近づける
この3つがポイントです。
1と3を同時にするのが、テレ端マクロってことになります。
2の「絞りを開ける」ですが、絞りをコントロールするには「絞り優先モード」もしくは「絞り優先AE」(AEは自動露出の略)の機能が必要です。今回、RichoのCX4ではなく、G11を選んだのは絞り優先AEがあったから。この件については、また別の記事で語ります。
上の写真は、RichoのCaplio R4で撮影しました。Caplio R4には絞り優先モードがありませんでしたから、ズームを望遠にして、マクロモードにして撮影したものです。
G11で望遠にしてマクロモードで撮影しようとすると...
G11で望遠にして、マクロモードで撮影しようとすると、ピントが合いません。
オートフォーカスでピントが合わないので、マニュアルフォーカスにすると、マクロモードではなくなります。
苦労して撮影したのがこれ↓
いい具合にボケ味が出ていますが、ピントを合わせたかった中央のもみじの葉っぱにピントが合っていません。
どうして、マクロモードではピントが合わないのか?
RichoのCaplio R4だと、マクロモードのまま、上の写真のようにオートフォーカスでピントが合ってくれていました。
けど、G11ではマクロモードのままではピントは合ってくれません。
「もしかして、カメラ個体の故障?」なんて思って、メーカーのサポートに問い合わせしようか?なんて、今日の午前中くらいまで思っていました。
問い合わせる前に、調べて確認するのが私の性分.....なのかな?
PowerShot G11のスペックを確認しました。確認したのは「撮影距離」です。
G11のマクロモード時、テレ端での撮影距離は30cm~50cmとありました。つまり、50cmよりも遠い被写体の場合、マクロモード時ではピントが合わないってことです。
RichoのCaplio R4はマクロ撮影距離は、テレマクロ撮影時で、約14cm~∞と書いてあります。
R4なんて古い機種と比べても面白く無いので、選択を迷ったRichoのCX4はどうなっているかというと、
約28cm~∞(望遠)、約1cm~∞(ズームマクロ)(レンズ先端から)となっています。
本来は、マクロについては最短側が重要なのですが、今回は最長側に注目してください。
マクロ撮影時の撮影距離は、Richoのカメラは最長側に制限がありません。しかし、CanonのG11では最長側が50cmと制限があります。
上の二つの写真は、どちらも被写体はレンズ先端よりも50cmは優に離れています。50cmどころか3,4mは離れていたはずです。
だから、CanonのPowerShot G11では、マクロモードではピントが合わないはずです。
やはりG11ではなくてCX4だったか
マクロの最短側を比べると、G11のほうが劣る。ズームマクロって機能は、この記事を書いている途中で気づいたので詳しい事はわからないが、望遠側で1cmまで撮影可能ってことか?それは、ないだろう・・・
マクロ撮影の遠い側で、Cx4は制限がないのに、G11は50cmって制限がある。なので、今まで使っていた撮影方法が使えない。
と思ったのですが、そもそもコンパクトデジカメのマクロモードって何?という疑問がわいてきました。というのも、G11を選択して間違いでなかったと信じたいが為ですけど。
望遠にしてマクロモードで撮影するのと、望遠側にして通常モードで撮影するのには、なにか違いがあるのか?
それには、そもそもマクロモードってのは、どういう仕組みなのか?
長くなったので、今回はここまで、次回に続くことにします。
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