WordPressギャラリーの仕様変更-もっと便利に使えそう。

仕様変更に気づいた背景

WordPressで記事を作成するとき、どうも画像の挿入が面倒くさい。1枚や2枚くらいなら、さほど面倒ではないのですが、旅行記のように大量の画の挿入と文章を書く記事では、画像の挿入が面倒で、記事のアップが億劫になっていました。

もっと楽に、記事に画像を挿入できないかということで、ギャラリー機能を見直し、カスタマイズすることにしました。

そのカスタマイズにおいて、ギャラリー機能の仕様が変更になったことに、改めて気づきました。

改めてというのは、「メディアを追加」のインターフェースが変わったなってのは、使ってれば気づくんですが、その機能自体の変更はカスタマイズを試みて、改めて気づいた次第です。

おそらくWordPressの3.4から3.5へのバージョンアップに伴って、変更になったはずです。

変更になった点

以前のバージョン(おそらく3.4以前)のギャラリー機能

その投稿にアップロードした画像しかギャラリーに使用できない。

1つの投稿に複数のギャラリーを挿入することは可能だが、その内容は同一になる。異なる内容のギャラリーにするには、ショートコードのパラメーターのincludeを使って表示したい画像を指定したり、もしくはexcludeを表示したくない画像を指定して、同一の写真が含まれないようにする必要がある。

パレメーターについては、WordPress Codex「ギャラリーショートコードの使い方」を参照のこと。

新しいバージョン(おそらく3.5以降)

その投稿にアップロードした画像以外もギャラリーに使用できるようになった。

ショートコードを確認すると、以前は挿入されるショートコードが

[gallay]

であったが、新しいバージョンでは、

[gallay ids=アタッチメントのID1,アタッチメントのID2,…]

のように、「ids」というオプションが入り、引数に選択したattachementのIDがデフォルトで入るようになっています。

このように、その投稿にアップロードした画像が否応なく選択されるのではなく、任意の画像を選んでギャラリーを作成できるので、1つの投稿に内容の異なる複数のギャラリーを挿入することが簡単になりました。

活用例

活用例1-ギャラリーごとに説明文を掲載できる。

以前は、1つの記事に複数のギャラリーを挿入することは、手間がかかるので行いませんでした。ですので、文章を掲載するのは、ギャラリーの前か後ろだけでした。

複数のギャラリーの挿入が簡単になったので、

ギャラリー1

記事

ギャラリー2

記事

 のように、ギャラリーごとに文章を差し込むことが可能です。

活用例2-複数の記事にアップロードした写真から写真集を作る

その投稿にアップロードした画像以外の画像でギャラリーを作成できるので、他の投稿にアップロードした画像を集めて、一つの記事を作成できます。

例えば、旅行記のブログの場合、旅行ごとに記事を作成し、写真を掲載するでしょう。

旅行で写真を撮影するとき、あるテーマを持って写真を撮影している人は多いと思います。

例えば、猫を見つけたら撮影するとか、レトロな建物を見つけたら撮影するとか、お城を撮影するとか。

それらの写真は同じテーマを持っていながら、複数の記事に挿入され、バラバラにサイトに存在します。新しいギャラリー機能では、それをまとめた投稿を作成することができます。例えば、猫の写真ばかりを集めた、写真集のような投稿です。

しかし、これはギャラリー機能を使うよりも、カスタムタクソノミーを使うほうが、もっと良いものができそうです。

アップロードした画像などのメディアは、WordPressではpost_typeがattachmentのpostとしてデータベースで管理されています。

post_typeがattachmentのpostにカスタムタクソノミーを作成して、そのアーカイブをカスタマイズすれば、「猫」だけの写真集や、「城」だけの写真集ができます。

写真集の更新も、写真をアップロードした後に、メディアの管理でタクソノミーを選択する手間はかかりますが、アップロードするごとに、既存のギャラリーを編集するよりも簡単だと思います。

これは、時間が出来たら早速作ろうと思います。

ちょっと、話がそれましたが、画像の挿入が面倒で記事の作成が億劫になっていたのですが、ギャラリーをうまく使うことで、もっと楽に記事の投稿やコンテンツの作成ができそうです。