Jazz Masterのプチ改造(その2)
Jazz Masterのプチ改造(その1) からの続きです。
ブリッジの交換、ピックカバーのビスの交換は、バズストップバーの取り付けは、わけなく簡単に終わります。
問題はコントロールポッドの交換です。ポッドの交換は初めてです。半田ごても素人です。
以前、頻繁にライブしていた時に、シールドがよく壊れるので半田で修理をしていましたが、ギターの配線をいじるのは初めてです。それでも、元々接続されていたとおりに半田付けすれば大丈夫だろうと簡単に考えていました。
ひとまず、ピックガードを外して中を確認します。
ジャズ・マスターは弦を全部外して、ブリッジを外してかれでないとピックガードを外せないのが面倒です。
あれ?なんかグルグル巻き付いてる。
さらに、アップで。
そう言えば、トーンのノブがグルグルと回るようになってました。トーンポッドのナットが緩んで、回ってしまったんですね。もちろん、スムーズに回らないのですが、無理やり回してしまった覚えがあります。その時に、配線が切れて、このようにネジネジになってしまったようです。
「元の配線のとおりに、接続すれば大丈夫だろ」って思っていたのですけど、これでは元々どのように繋がっていたのかわかりません。
それに、配線はポッドの3本ある足に半田付けするのだろうと思っていたら、ポッドの裏に半田付けしている。
元の配線がわからないので、Google先生に質問です。
「ジャズマスター 配線」で検索すると、こちらのサイトが検索結果1位であがってくるけど、どうも自分のジャズマスターとは配線が違う。
こういう時は、基礎から学ぶほうがよい。と思って「ギター 配線」で検索すると、こちらのサイトの配線の知識(初級編)という記事がみつかりました。
どうやら、「JAZZ MASTER・ジャズマスターの回路・配線(11/19修正)」の配線図は、「配線の基礎知識」の図6の方法で、僕のジャズマスターは「配線の基礎知識」の図5のようなので、図5の方法で配線して確認をしようとしました。
しかし、コンデンサの足が折れてボリュームポッドに届かない。仕方ないので、他の配線材を切ってコンデンサの足に継ぎ足して、ボリュームポッドに接続したところ、トーンコントロールが効くようになりました。
ポッドの裏に半田付けするは難しいです。元の半田も、焦げて茶色になっているので決して美しいとは言えませんが、自分はされにへたくそでした。
それに、配線が正しいかどうか、弦を張って確認しなければならないので、面倒くさくて大変でした。
コンデンサーを購入
正しい配線が分かりましたが、コンデンサーの足が折れて短くなっているので、これを機会に買い換えることにしました。
選んだのはこちら。SPRAGUE製コンデンサー、0.033uF 600V、通称オレンジドロップと言われるコンデンサーを注文しました。
ついでに配線材(。American Cloth Wire 1m Black)も注文しました。けど、配線材は結局使いませんでした。
コンデンサーでも音が変わるらしいですが、どれがいいのかさっぱりわかりません。そもそも、コンデンサーの役割すら分かりません。ネットで調べたら、このオレンジドロップてのが無難なチョイスってことだったので、それを購入しました。
仕切り直しで、コントロールポッドとコンデンサーの取り替え
プリセット側のコンデンサーも半田が外れていたので修復しました。
結果は?
音は変わりました。
アンプに繋がない生音の時点で以前と音が違います。バズストップテンションバーの影響でしょう。音がタイトになったと言えばいいのでしょうか。これは、賛否両論かもしれません。以前のジャズマスターらしい「危うさ」がなくなった感じがします。サドルも新しくなっているので、それも影響しているかもしれません。
サドルを交換して、弦高調節をしたので弾きやすくなりました。全体として「まとまった」感がします。
アンプを通した場合、高音が抑えられました。ジャズマスター特有のギャリンギャリンした感じがなくなりました。これも賛否両論でしょうね。それでも、アンプのトレブルを上げれば、以前のように高音のキツイ音にはなります。
。ボリュームノブを回した時の音量の変化も、1MΩの時はフルテンから絞ると急激に音量が下がり、音質も高音が急に落ちてましが、ポッドを500Ωに交換したので、その変化が緩やかになりました。
半田付けがヘタだとノイズが出るらしく、それを心配していましたが大丈夫でした。うまく半田付けができたようです。
今のところ、まだ音作りに迷っています。きつく歪ませると、音が埋もれてしまう感じです。歪ませると輪郭がなくなるので仕方ないのですが、歪ませても1音1音の輪郭が崩れないのが理想なんですけどね。
クリーンの音は、今のところ満足してます。
今後
RetroTonePickupsというところが、ジャズマスター用のピックアップを販売しています。また、ピックアップのコイルの巻き直し(リワインド)をしてくれるらしい。サドルもいいのがありました。
お金と時間があれば、ピックアップのカスタマイズと、すべての配線材を交換したいところです。
-
前の記事
ビジュアルエディタが使えない(WordPress) 2013.01.29
-
次の記事
LinkedInを装った偽メール 2013.04.20